植物の力を引き出すガーデニング術「はじめてのオーガニックな庭づくり」

今春、家の光協会から発売されました、
『植物の力を引き出すガーデニング術− はじめてのオーガニックな庭づくり』小島理恵 著
こちらの本の写真を全部撮らせていただきました。

(株)Q-GARDENの小島理恵氏が手がけられたお庭を例に、化学肥料・農薬を使わず、植物の持つ力を活かした庭の作り方、ヒントがたくさん紹介されている一冊です。

小島さんの想いが詰まった素敵な本となりました。
取材中お話しを伺いながら撮影して、「なるほど!」と思うことも多く、
実際本となって読ませていただいて、文面、イラスト(とても可愛くて分かり易い!)、写真、そして読みやすいデザインによって、より一層楽しく理解を深められました。

A5サイズなので持ち歩きもし易く、天気のいい日にお散歩のお供に、公園やカフェでゆっくり読むのにぴったりの本です♪

家の光協会 2023.2

初めてお庭づくりをする方はもちろん、すでにお庭づくりされている方も、ヒントになるポイントがあると思うので、ぜひ書店で手に取っていただいたり、ネットで購入してみてください。

程よい緊張感を楽しむ

在宅勤務や、外出を控え、家にいる時間が長くなり、戸惑いと不安の渦の中にいる方も多いかと思います。
私もその1人です。
撮影は、人と直接会ったり・現場に行かないとできないので、もどかしいですが今はじっと耐えるとき。
でも同時に、元気で家に居られる喜びも噛み締めています。
そして写真を見て貰える幸せ。

おかげさま、様様。

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元々はスポーツカメラマンになりたくて始めた写真。
一枚の静止画から伝わる躍動感に感動し、自分もいつかそんな写真が撮りたいと思っていました。
人と真正面から向き合って話すことが苦手だと思い込んでいたので、ポートレイト撮影(人物撮影)は自分には向いていないんじゃないかと自ら視野を狭めていた学生時代。

そんな私は今、ポートレイト撮影がとても好きです。

人は誰でも色んな表情、魅力を持っています。
それはその人が培ってきた経験や思いの積み重ねであって、時に繊細で時に大胆で。
それぞれにエネルギーがあります。

ポートレイト撮影は基本、一対一なので、お互いに隠れる場がありません。(撮るので隠れちゃダメですが笑)
緊張や照れで表情が強張ってしまうと勿体無いので、如何に和やかな空間を作るかも重要になります。
ただ「程よい緊張感」と言うのは常に存在します。
そしてその「程よい緊張感」がものすごく大切だと感じています。
初対面でも知り合いでも、相手の領域に踏み込み過ぎてはいけない。
ポートレイトも実はスポーツ写真の様で、
一瞬一瞬で相手の表情も変わります。それを感じて、それを逃さぬ様に。
そんな緊張感が、相手と自分のリズムを程よく調和させ、良い写真が生まれます。

そして楽しむ。これも大事。

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今回撮影させて頂いたのは、ソムリエの若山程映さん。
愛嬌のある笑顔が印象的なサーヴィスマン。

そんな若山さんを撮るに当たって、私なりにどう撮るか色々考えていたのですが、
最終的にはいつも通り。
人と人。その時の体調や波長によって変わるもの。
だからご本人を目の前にした時に、感じたままに。

いざ撮影が始まったら、色んな表情を見せてくれた若山さん!
彼の新たな魅力を垣間見ることができ、
写真家冥利に尽きる楽しい撮影をさせて頂きました!
ありがとうございました☆


若山 程映 / Noriaki Wakayama (Sommelier at Sourir de chouchou Inc.)
株式会社スーリールドシュシュの本部ソムリエとしてアサヒナガストロノーム、レグリス、ランベリーに勤務。
他企業のワイン監修などコンサルタント業務、プロ向けのワインセミナー、ワイン専門オンラインサロンSomme Timesにて執筆活動も行なっている。


Happy New Year!! 2020

新年おめでとうございます

blog2020_1.jpg

1年=365日
すべての1日を鮮明に覚えている人はあまりいないでしょう。
良い日も悪い日も普通の日も、
覚えていたり、忘れたりする。

良い日を、楽しかった日を、
忘れてしまうって寂しいけれど、
だから、
また次の1日や楽しい日を
じっくり噛み締めることが出来るのかもしれない。

(悪い日や辛い日は残念ながら記憶が定着しやすいので、
忘れられたら、ラッキーですね。)

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撮影した日の事は、楽しいのでいつも覚えてますが、
実際は、その時の雰囲気や空気を覚えている感じ。
そして撮影した写真を見ると、
被写体の方がどんな表情をしていたかが残るので、
更に思い出したり、記憶に残り易くなります。

日常の中の一瞬。
記念日の一瞬。
どんな日も特別な一瞬。

これからもたくさんの楽しい、嬉しい瞬間を
皆さんと共有しながら、
たくさんの写真をお届けできる一年にしたいと思います。

朗らかに。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

「美しい庭が一年中楽しめる 日陰をいかす四季の庭づくり」

全取材先を撮影させて頂いた本が、いよいよ4月16日(火)発売です!
今回のテーマは、日陰のお庭。

どうしても日陰になってしまうお庭でも、アイディア次第で楽しく美しい庭づくりができる!
そのヒントがたくさん詰まった一冊です。

宇田川 佳子さん、斉藤 よし江さん、田口 裕之さん、3名のプロのガーデナー監修のもと制作された本なので、ものすごく充実した内容となっています。

より分かり易く実践しやすい情報を提供するために、編集さん、ライターさん、カメラマン、デザイナーさん、イラストレーターさん、校正さん、印刷屋さん、営業さん、、、と様々なメンバーが関わっています。
お会いした事がないメンバーが殆どでも、チームで一冊の本を作ります。
言葉と写真とデザインの融合。
それぞれが、それぞれの役割を全力で熟すから、出来上がった真新しい本を手にすると、ドキドキが止まりません。

今回表紙選びには関わりませんでしたが、最終的に選ばれたこの表紙写真、私も気に入ってます!

「日陰」って響きは少し暗いイメージがあるかもしれないけれど、写真を撮る上でもちょっとしたテクニックで、日差しが強い日向より綺麗に撮れたりします。
そして実は植物にとって日陰や半日陰の方が良いこともたくさんあるそうです。

お庭があるお宅はもちろん、なくても楽しめる一冊です。
充実した植物図鑑も必見!

本屋さんで見かけたら、ぜひ一度手に取って見てみてください!

[Link to Amazon]
「美しい庭が一年中楽しめる 日陰をいかす四季の庭づくり」(家の光協会)
宇田川 佳子・斉藤 よし江・田口 裕之 (監修)

寒中お見舞い申し上げます

寒中_結blog.jpg

直感で決めた今年の一文字。
決めてから、色々調べてみた。
「結-ゆい-」は、共同作業、助け合いを意味する。

ご存知「結」には他にも様々な意味があって、
繋ぐ、締めくくる、組み立てる、束ねる。

今まで自分が放ってきた矢を、点を、線で繋いで、
結んで、
今まで出会って来た人と人、モノ、事柄との縁を、
協力し合って、結んで。

一つ一つは小さくても、しっかり結んで行けたら。
日本だけじゃなくて、日本の外へも飛び出して。

自分だけじゃなくて、周りの人たちに、
たくさんの嬉しい縁が、実が、結ばれますように。

笑顔も忘れず。

本年も皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます

大切に想う

歴史や伝統文化が色濃く残る町を取材した時のこと。
同行していたクライアントさんがふと「ここの人たち(取材先の地域の人たち)は仕事が細かくて丁寧だよね」とおっしゃった。
そこは、神社仏閣、工芸品店や飲食店など地域全体で歴史や文化を守りつつ観光地として発展した町で、私自身各箇所で案内してくださる方々の話を聞きながら撮影していて、同じことを感じていた。

人、モノ、自然、想い、歴史、時間、場所、、、
人は心から大切にしている「何か」に対して、自然と丁寧に接する。
言葉にすると「そんなの当たり前」と思うかもしれないが、いろいろな感情を持つヒトは、時として想いと反した行動をとってしまい「当たり前」ができない時もある。

取材先の人たちは町の歴史や伝統を大切に守りたいと言う気持ちから必然と仕事が丁寧になり、それが受け取る側に自然と伝わるのだと改めて実感した。
その人の接し方、仕事ぶりを見るだけで「大切に想う気持ち」を感じられると言うことは本当に素敵なことです。
それは見方を変えると、その逆もあるということ。慌ただしくぞんざいに取り組めば、それも相手に伝わってしまう。
仕事はスピードも大切な要素だけれど、これからも「想い」を大事に一枚一枚シャッターを切って行きたい。

下の写真は取材先の写真ではなく、花園神社へお参りに行った時のですが、ここもやはり「大切にしたい」と言う人々の想いが詰まった空気が流れています。
見慣れた場所でも少しだけ見方を変えて訪れてみると、新たな発見があって自分も少し変われる気がします。

新宿・花園神社 2017年8月某日

新宿・花園神社 2017年8月某日

「グリーンローズガーデン 斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす」4月27日発売

「グリーンローズガーデン 斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす」 が本日4月27日マイルスタッフ(インプレス)社より発売されました。
Green Rose Gardenは全国から多くのガーデナーが訪れる、埼玉県・毛呂山にある人気のプライベートガーデンです。オーナーの斉藤よし江さんを一年間密着取材させて頂き、バラを始めとした四季折々の草花、そして里山の魅力がたくさん詰まった一冊になりました。
是非この一冊で日本の四季も楽しんでください。

[Link to Amazon]
「グリーンローズガーデン 斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす」 

春から初夏へ。まだ街中でも見かけるチューリップもたくさん載っています。

春から初夏へ。
まだ街中でも見かけるチューリップもたくさん載っています。