秋のガーデン

お庭・お花というと「春」とイメージすることが多いと思いますが、
秋の光に輝く草花は、人の心を落ち着かせてくれ、
優しさに包まれた空気が流れていると私は感じます。

夏が終わり、紅葉の一歩手前の秋晴れのこの時期に、
秋のお庭を散歩してみてはいかがでしょうか。

まずはGARDENページの写真で秋を楽しんでみてください♪

植物の力を引き出すガーデニング術「はじめてのオーガニックな庭づくり」

今春、家の光協会から発売されました、
『植物の力を引き出すガーデニング術− はじめてのオーガニックな庭づくり』小島理恵 著
こちらの本の写真を全部撮らせていただきました。

(株)Q-GARDENの小島理恵氏が手がけられたお庭を例に、化学肥料・農薬を使わず、植物の持つ力を活かした庭の作り方、ヒントがたくさん紹介されている一冊です。

小島さんの想いが詰まった素敵な本となりました。
取材中お話しを伺いながら撮影して、「なるほど!」と思うことも多く、
実際本となって読ませていただいて、文面、イラスト(とても可愛くて分かり易い!)、写真、そして読みやすいデザインによって、より一層楽しく理解を深められました。

A5サイズなので持ち歩きもし易く、天気のいい日にお散歩のお供に、公園やカフェでゆっくり読むのにぴったりの本です♪

家の光協会 2023.2

初めてお庭づくりをする方はもちろん、すでにお庭づくりされている方も、ヒントになるポイントがあると思うので、ぜひ書店で手に取っていただいたり、ネットで購入してみてください。

Happy 2023

家族写真を撮っていて、
笑顔も泣き顔も子どもが可愛いのはもちろんですが、
親御さんの優しい眼差しや嬉しそうな表情を撮るのも、
とても好きです。

ギャラリーの方にも掲載させて頂いているので、ぜひご覧ください。

日本の鮮やかな紅葉と共に。

新しい年のごあいさつ

2022年も明けてすでに1ヶ月が経ち、新年のごあいさつには少し遅いですが、
旧正月を迎えてのごあいさつということで…。

多くの人の中に、まだ不安や戸惑い、現状に対するわだかまりが残っていることかと思います。
でもそれは今までもそれぞれの生活、人生の中で違った形で経験してきたことで、
その度にそれぞれがそれぞれにとって正しいと思う方法で乗り越えてきたと思います。

過去に囚われず、未来に焦らず、
今ここにあるものに目を向けると、
嬉しいこと、幸せなこと、楽しいこと、困難を(陰を)陽に変えるヒントがたくさんある。
実は毎日凄いことが起こっている。

そこに気づけると、「今、ここに生きる」ことができる。
今生きていることに感謝できる。

自分にとって都合の悪い出来事が起こっても、
何一つ無駄なことはない。
そう信じて。
さっぱりと澄み切った日が1日でも多く過ごせるように。
世の中がよく治まっていきますように。

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いつも凛々しくて格好良い顔つきの虎ですが、ほんわかと優しく微笑む表情もとても好きです。
笑いや笑顔は気分を良くします。
疲れた時は、無理に心に反して笑顔になる必要はないけれど、
一人の時にでも口角をキュッとあげるだけで、ほっぺの筋肉がほぐれて、なんだか気持ちも少し上がります。
この虎のように☆


今年のお年賀は切り絵です。
このブログを見て下さった皆様と、皆様の周りの人たちに、
私自身と私の周りにいてくれている人たち、
みんなにたくさんの笑顔と福が訪れますように☆

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

程よい緊張感を楽しむ

在宅勤務や、外出を控え、家にいる時間が長くなり、戸惑いと不安の渦の中にいる方も多いかと思います。
私もその1人です。
撮影は、人と直接会ったり・現場に行かないとできないので、もどかしいですが今はじっと耐えるとき。
でも同時に、元気で家に居られる喜びも噛み締めています。
そして写真を見て貰える幸せ。

おかげさま、様様。

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元々はスポーツカメラマンになりたくて始めた写真。
一枚の静止画から伝わる躍動感に感動し、自分もいつかそんな写真が撮りたいと思っていました。
人と真正面から向き合って話すことが苦手だと思い込んでいたので、ポートレイト撮影(人物撮影)は自分には向いていないんじゃないかと自ら視野を狭めていた学生時代。

そんな私は今、ポートレイト撮影がとても好きです。

人は誰でも色んな表情、魅力を持っています。
それはその人が培ってきた経験や思いの積み重ねであって、時に繊細で時に大胆で。
それぞれにエネルギーがあります。

ポートレイト撮影は基本、一対一なので、お互いに隠れる場がありません。(撮るので隠れちゃダメですが笑)
緊張や照れで表情が強張ってしまうと勿体無いので、如何に和やかな空間を作るかも重要になります。
ただ「程よい緊張感」と言うのは常に存在します。
そしてその「程よい緊張感」がものすごく大切だと感じています。
初対面でも知り合いでも、相手の領域に踏み込み過ぎてはいけない。
ポートレイトも実はスポーツ写真の様で、
一瞬一瞬で相手の表情も変わります。それを感じて、それを逃さぬ様に。
そんな緊張感が、相手と自分のリズムを程よく調和させ、良い写真が生まれます。

そして楽しむ。これも大事。

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今回撮影させて頂いたのは、ソムリエの若山程映さん。
愛嬌のある笑顔が印象的なサーヴィスマン。

そんな若山さんを撮るに当たって、私なりにどう撮るか色々考えていたのですが、
最終的にはいつも通り。
人と人。その時の体調や波長によって変わるもの。
だからご本人を目の前にした時に、感じたままに。

いざ撮影が始まったら、色んな表情を見せてくれた若山さん!
彼の新たな魅力を垣間見ることができ、
写真家冥利に尽きる楽しい撮影をさせて頂きました!
ありがとうございました☆


若山 程映 / Noriaki Wakayama (Sommelier at Sourir de chouchou Inc.)
株式会社スーリールドシュシュの本部ソムリエとしてアサヒナガストロノーム、レグリス、ランベリーに勤務。
他企業のワイン監修などコンサルタント業務、プロ向けのワインセミナー、ワイン専門オンラインサロンSomme Timesにて執筆活動も行なっている。


Happy New Year!! 2020

新年おめでとうございます

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1年=365日
すべての1日を鮮明に覚えている人はあまりいないでしょう。
良い日も悪い日も普通の日も、
覚えていたり、忘れたりする。

良い日を、楽しかった日を、
忘れてしまうって寂しいけれど、
だから、
また次の1日や楽しい日を
じっくり噛み締めることが出来るのかもしれない。

(悪い日や辛い日は残念ながら記憶が定着しやすいので、
忘れられたら、ラッキーですね。)

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撮影した日の事は、楽しいのでいつも覚えてますが、
実際は、その時の雰囲気や空気を覚えている感じ。
そして撮影した写真を見ると、
被写体の方がどんな表情をしていたかが残るので、
更に思い出したり、記憶に残り易くなります。

日常の中の一瞬。
記念日の一瞬。
どんな日も特別な一瞬。

これからもたくさんの楽しい、嬉しい瞬間を
皆さんと共有しながら、
たくさんの写真をお届けできる一年にしたいと思います。

朗らかに。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

風をあつめて 第十六章 ー朗読とピアノで綴る物語ー

今年も撮影させて頂いた、松浦このみさんと西村由紀江さんの朗読とピアノのコンサート。
「風をあつめて 第十六章 ー朗読とピアノで綴る物語ー」

松浦さんの朗読は、目を閉じると物語の光景がまぶたの裏にぱーっと浮かび上がり、自分がその物語に入ったような感覚になります。そして西村さんのピアノが物語の世界を包み込み、会場全体を一つにしていき、心地よい空間になります。
西村さんのピアノソロのコーナーもあり、それはそれは贅沢な時間です。
仕事ですが、毎回五感を刺激され、撮影も鑑賞も全身で楽しませて頂いています。

今回撮影した一部が松浦さんのHP「gusuto de piro」にも掲載されておりいます。
ぜひご覧ください。

終わったばかりですが、今から来年の公演がとても楽しみです!

インタビュー取材で私が大切にしていること

多岐に渡る取材をさせて頂けるというのは、面白くて本当に有難いです。
普段自分からだと中々出会えない事柄や情報を聞いたり体験できるので、とても刺激的!
インタビュー取材は好きな仕事の一つです。


取材させて頂く方のお話も興味深く凄いんですが、インタビュアーであるライターさんや編集さんの聞く力もやはり凄い。

人によっては話すのが苦手な方や普段話す立場にいない方も。
そんな方々でも、自然と気持ちよく、話したくなる質問や展開をしていくインタビュアーさんたち。
彼女/彼らからたくさんのことを学ばせて貰っています。

私自身がインタビュー取材で大切にしていることは、撮影していない時の現場の空気を(お互いにとって)心地よい時間にするということ。
撮影の時はもちろんですが、それ以外の場面でも、被写体との距離感を縮め、相手に「この人なら撮られてもいいかな」と少しでも安心してもらえるよう心掛けています。

昔むかし、写真を撮られると魂を抜かれるというような話が流行りましたが、実際写真を撮られる時ってどこか緊張したり無意識に不安を覚えたりしますよね。
その不安を少しでも取り除けたらと。


余談ですが…
[昔、浅草の街を歩いていたら後方から来た男の人が突然私の前に立ち、写ルンです(使い捨てカメラ)で私の写真を撮り、走り去って行ったことがありました。ピントもブレてるんじゃないかってくらい一瞬で、本当に怖かったです。これは極端な話で、お互い仕事という了承した上での事とは大分異なりますが、撮られる側の不安を実感した瞬間でした。知らない人の手元に写真が、ネガ(データ)が残るんです。怖い。今は携帯などで、どこで撮られてるか分からない世界になってしまいましたが…。]
話を戻します。

取材対象者は、インタビュアーさんとは話しているので心を開いていたとしても、
「さあ撮ります」となった時に一言も会話をしていないカメラマンにすぐには心を開いてはくれません。
(撮られることをお仕事にされているプロの方達はまた別です。)

じっくり撮影の時間を掛けられるなら、撮りながらゆっくり話すことも出来ますが、基本的に取材時間は長くないことが多いので、そんなに時間は掛けられません。

そんな時は取材が始まる前や場所移動などちょっとした隙間時間に私からも質問したり世間話をしたり、
インタビュー中でもライターさんの後ろで話を聞き頷いてたり、面白い時は笑ったり、
たまに思わず声を出してリアクションしてしまうくらい真剣に話を聞いています(ライターさんの邪魔にならない程度に)。
そうすると、撮る時に「〇〇のお話興味深かったです」「私も〇〇が好きなんです」と共通点などを伝えることもでき、相手の表情もほころんでくれます。

たまに話が盛り上がり過ぎて、逆に撮影が止まることもありますが(笑)。


撮影の仕事を始めた初期の頃は、ただただドギマギして、インタビューの邪魔にならないようにと(私が)強張った顔で隅っこに座っていたこともありました。
なので、撮る時には私も相手もど緊張。
こちらから心を開かないと相手も安心できない。
当たり前のことかもしれないですが、昔は初めて会う人と話すのがあまり得意ではなかった自分なので、変わることに自分が開くことに、戸惑いもありました。


でも純粋にその取材の内容に興味を持って接して行けば、自然に自分も開き、必然的に現場の空間も良くなるってことなんですよね。

「美しい庭が一年中楽しめる 日陰をいかす四季の庭づくり」

全取材先を撮影させて頂いた本が、いよいよ4月16日(火)発売です!
今回のテーマは、日陰のお庭。

どうしても日陰になってしまうお庭でも、アイディア次第で楽しく美しい庭づくりができる!
そのヒントがたくさん詰まった一冊です。

宇田川 佳子さん、斉藤 よし江さん、田口 裕之さん、3名のプロのガーデナー監修のもと制作された本なので、ものすごく充実した内容となっています。

より分かり易く実践しやすい情報を提供するために、編集さん、ライターさん、カメラマン、デザイナーさん、イラストレーターさん、校正さん、印刷屋さん、営業さん、、、と様々なメンバーが関わっています。
お会いした事がないメンバーが殆どでも、チームで一冊の本を作ります。
言葉と写真とデザインの融合。
それぞれが、それぞれの役割を全力で熟すから、出来上がった真新しい本を手にすると、ドキドキが止まりません。

今回表紙選びには関わりませんでしたが、最終的に選ばれたこの表紙写真、私も気に入ってます!

「日陰」って響きは少し暗いイメージがあるかもしれないけれど、写真を撮る上でもちょっとしたテクニックで、日差しが強い日向より綺麗に撮れたりします。
そして実は植物にとって日陰や半日陰の方が良いこともたくさんあるそうです。

お庭があるお宅はもちろん、なくても楽しめる一冊です。
充実した植物図鑑も必見!

本屋さんで見かけたら、ぜひ一度手に取って見てみてください!

[Link to Amazon]
「美しい庭が一年中楽しめる 日陰をいかす四季の庭づくり」(家の光協会)
宇田川 佳子・斉藤 よし江・田口 裕之 (監修)

京の春

幸運にも天気に恵まれたこの日。

平安神宮

平安神宮

「言葉にする」「言葉で表現する」というのも、とても大切なことだけど、言葉にしなくても、観た人が感じる写真=「言葉がいらない写真」というのも、写真が持ち合わせる魅力の一つ。

自然をデザインする

東京ではソメイヨシノがもうすぐ満開を迎えます。
ソワソワ、わくわくしている人たちも多いかと。

そして桜だけでなく、ほかにも沢山の花が咲き始め、街が色づき華やかになっていくこの季節。
花粉症と戦うマスクをした人たちで溢れてる。
私もその内の一人。
朝起きたらまずクシャミ。目がかゆい。辛いですね。
でも色々なところで咲き誇る花たちが、心を明るい方へ導いてくれている気がします。

今回は私の好きなチューリップをお届け。

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埼玉県毛呂山町にあるガーデンカフェ・グリーンローズの斉藤さんのお庭で、この見事なチューリップの姿を見たとき、今まで感じたことの無い感動を覚えました。

毎年1000球ほど新しい球根を足すそうですが、前年に咲いた小さくなった球根も残し、立派な花と小さな花を交ぜ合わせナチュラルになるようにしているそうです。
クリスマスローズや草木が絶妙なバランスで植えられてあり、それぞれが活かされている。
「規則正しく」ではなく、「より自然に」。
だから見ていて違和感なく、スッと花を楽しめる。

みずみずしく長く咲かせるには、木陰を選ぶのがポイントだそうです。日当たりがいいと、咲き進んでしまう。
確かに咲きすぎた(花が開きすぎた)チューリップは少し気の毒ですね。

一言でチューリップと言っても、ひと重咲き、八重咲き、ユリ咲きなどなど、種類も色もたくさん。
咲いた時にどのように見えるかを想像して頭の中でデザインする。
計算されているけれど、相手は自然。
イメージ通りに行く時と行かない時と。
でも思い通りにならなかったところがあっても、来年はどうしよう?と、それもまた楽しんでいるそうです。

『斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす』 グリーンローズさんの魅力が満載の本です。

『斉藤よし江さんのバラと里山に暮らす』 グリーンローズさんの魅力が満載の本です。

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花が開く前の凜とした立ち姿もまた、チューリップの魅力です。

花が開く前の凜とした立ち姿もまた、チューリップの魅力です。

*HOMEのCover Photoも現在チューリップの写真にしています🌷(2019.3.28現在)

和の文化

背筋がしゃんとする茶室の空気。
外から聞こえてくる鳥のさえずりと、
お茶を点てる音が調和する。

クリーミーに泡立った抹茶は濃厚で、
渋味の中に旨味や甘味も感じられる。

茶室の静けさと、抹茶の香りが、
和みます。

The Japanese tea ceremony.  A traditional and ceremonial way of preparing and drinking green tea, typically in a traditional tearoom with tatami floor.

The Japanese tea ceremony.
A traditional and ceremonial way of preparing and drinking green tea, typically in a traditional tearoom with tatami floor.